鉛の個性〜鉛蓄電池を作ろう(個性豊かな118の元素と生徒たち)

車のバッテリーは、見たことのない生徒が多いですね。充電できる電池の仕組みをマイクロスケール実験で再現しました。最初は、濃度1mol/Lの希硫酸に鉛電極をいれて5Vで充電すると・・・あれれ何も起こらないよ。次に、濃度を3mol/Lに上げると容器からぶくぶくと泡が出てきました。この気体は何でしょうか?90秒の充電を終えて、赤色LEDをつけると「ピカッ」と光りました。充電できていました。赤色LEDは2Vで点灯しますが、さて「車のバッテリーは12Vですね。どうしたら良いのでしょうね?」

鉛蓄電池をつくろう。

(1)幅8mm・長さ35mm・厚さ1mmの鉛板を2枚用意します。

(2)パックテスト専用カップの蓋に鉛板が入るようにカッターで切り込みを入れます。

(3)パックテスト専用カップに鉛板を入れます。容器下から数mmまで入れます。

(4)3mol/Lの希硫酸をカップの2/3程度入れます。

(5)定電圧電源で5V、90秒程度充電します。

(6)赤色LEDを電極につけてみます。

希硫酸濃度や鉛板の数、距離を変えて実験してみましょう。